「篠山病院存続を」労組ら市に陳情書

2007.05.18
丹波の地域医療特集

 兵庫医大篠山病院の労働組合が発起人となって立ち上げた 「篠山市の医療をよくする会準備会」 が15日、 酒井隆明市長と小林正典議長宛てに、 「篠山市の医療体制の充実と兵庫医大篠山病院の存続と充実を求める陳情書」 を提出した。 代表世話人の大江宗男さん、 石田宇則さんらが市役所を訪れ、 提出した。
 陳情書は、 「市民の暮らしにおいて、 安心できる医療保障は最低限の要求。 篠山病院は国立病院から移譲された病院であり、 丹波篠山地域でも中核病院としての役割を担う、 なくてはならない医療機関であり社会資源」 と同病院の重要性を述べたうえで、 ▽篠山病院の医療体制の存続と充実に向けた最善の努力▽産婦人科・小児科・救急医療体制の整備・充実▽医師や看護師の確保・定着▽国・県としての抜本的な対策を強く求める―ことを要望した。
 準備会は、 6月17日に結成総会を開く予定。 また、 近く篠山市内全戸を目標にアンケート配布を行う予定で、 準備を進めている。

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