丹波市自治会長会は15日、 井戸敏三県知事あてに、 医師や救急医療体制の確保・充実を求める 「丹波市における救急医療体制確保に関する陳情書」 を提出した。 和田利一会長らが丹波県民局を訪れ、 柏原藤一郎・県民局長ら幹部に手渡した。
陳情書では、 丹波市の医療状況について 「2つの中核病院が極度の医師不足」 「2次・3次救急医療の役割を果たすこともできず、 かつ、 12月以降の分娩予約を停止するなど危機的な状況」 とし、 「医師確保などによる抜本的な解決方法が見出せる状況にはない」 と説明。 県に対して 「県立病院を管理する兵庫県としての責務にさらに格段の尽力、 配慮」 を求めている。 市内25小学校区の自治会長会長が名前を連ねた。
陳情書を受け取った柏原局長は、 「地域医療について、 住民の皆さんに心配をおかけしている。 陳情の内容については本庁につないでいきたい」 と述べた。
同会長会は昨年12月にも、 市長に対して同趣旨の要望書を提出している。