丹波市自治会長会が県に陳情

2007.05.18
丹波の地域医療特集

 丹波市自治会長会は15日、 井戸敏三県知事あてに、 医師や救急医療体制の確保・充実を求める 「丹波市における救急医療体制確保に関する陳情書」 を提出した。 和田利一会長らが丹波県民局を訪れ、 柏原藤一郎・県民局長ら幹部に手渡した。
 陳情書では、 丹波市の医療状況について 「2つの中核病院が極度の医師不足」 「2次・3次救急医療の役割を果たすこともできず、 かつ、 12月以降の分娩予約を停止するなど危機的な状況」 とし、 「医師確保などによる抜本的な解決方法が見出せる状況にはない」 と説明。 県に対して 「県立病院を管理する兵庫県としての責務にさらに格段の尽力、 配慮」 を求めている。 市内25小学校区の自治会長会長が名前を連ねた。
 陳情書を受け取った柏原局長は、 「地域医療について、 住民の皆さんに心配をおかけしている。 陳情の内容については本庁につないでいきたい」 と述べた。
 同会長会は昨年12月にも、 市長に対して同趣旨の要望書を提出している。

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