平日夜間の小児救急 週3日は「丹波外」病院へ

2007.05.28
丹波の地域医療特集

 平日週4日丹波地域内で対応できている夜間 (午後7時から10時)の小児救急輪番制が、 6月1日から週2日になる見通しだ。 兵庫医大篠山病院が水曜、 県立柏原病院が金曜の当番を務める。 これ以外の曜日で平日夜間に病院で受診する場合は、 基本的に丹波地域外の病院に行くことになる。 土、 日の昼間に入院などが必要な重症患者は、 2病院が当番制で対応する予定。
 同輪番制は、 小児科医1人につき週1回で編成。 5月末で柏原赤十字病院の小児科常勤医が不在になり、 県立柏原病院も酒井國安氏 (小児科) が、 院長に就任したことで、 2日分の当番の引き受け手がなくなった。
 平日夜間の小児救急患者輪番制は、 昨年8月開始。 月曜のみ、 北播や三田・神戸北地区の病院を 「当番」 とみなし、 利用してきた。 これが、月、火、 木の週3日に広がる。 市立西脇(西脇市)、済生会兵庫県病院 (神戸市)、 小野市民病院(小野市)などを利用することになる。
 これまで利用できていた三田市民病院 (三田市) は3人いた常勤医が6月末で1人に、 中町赤十字病院 (多可町) も小児科医は1人と、 他地域でも小児科医が減っており、 これまでより遠くの病院にかからなければならないケースも出てくるものとみられる。 (足立智和)

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