篠山病院の存続問題 14日に再開

2007.05.14
丹波の地域医療特集

 兵庫医科大学篠山病院の存続問題について、 篠山市と同病院、 兵庫県による3者協議が14日に再開される。 昨年末に開かれて以来、 市長交代により中断されていた。
 神戸市の県民会館で開かれ、 事務レベルの話し合いが行なわれる。 篠山市からは担当の金野幸雄副市長と政策部企画課職員、 医大は西宮市の本院事務局、 県は医務課職員が出席。 市は 「産科、 小児科を含めた現状維持の申し入れ」 を行なうという。 協議事務局の県から前回出された調停案は 「医師確保と救急医療」 についての政策的補助金のみを取り上げていた。
 市は9月議会に同病院支援の補正予算案を提出したい考え。 10日に示した財政見通しでは、 今年度から毎年1億5000万円の医療補助金、 09年度に5億円の病院整備費を計上して算出しているが、 今年度当初予算案には同補助金など盛り込んでいない。 酒井隆明市長は 「おそらく見通しの金額では合意が難しいのではないかと考えている」 と話した。

関連記事