篠山病院存続問題で3者協議再開

2007.05.18
丹波の地域医療特集

 兵庫医大篠山病院の存続問題をめぐる、 篠山市、 同病院、 県との3者協議が14日再開された。 県民会館で開かれ、 篠山市からは金野幸雄副市長らが出席した。
 市は 「産科・小児科を含めた現状維持を求める」 という市の方針を説明。 合わせて、 2015年までの財政収支見通しも示し、 厳しい状況にあることを伝えた。 医大側からは 「建て替え経費を捻出できるのか」 との意見も出たという。
 事務局の県医務課から新たな協議案などは出されず、 9月をめどに決着していくことを確認した。 次回協議は今月末か来月上旬に行われる予定。
 協議の焦点は老朽化した同病院の建て替え費用で、 医大は21億円を市に求め、 市は5億円を提示している。

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