14日から柏原日赤で「応急診療室」

2007.05.14
丹波の地域医療特集

 丹波市医師会 (田中潔会長) の会員が、 柏原赤十字病院 (0795・72・0555) で、 平日午後8時から10時まで軽症患者を診る 「丹波市8時~10時応急診療室」 が14日から始まる。 同医師会に所属する開業医41人のうち、 23人が交代で診療にあたる。 同医師会は5―6月分の出務表を作成。 市広報誌などを通じて市民に周知する。
 受付時間は午後7時半―9時半。 同病院玄関横の救急治療室を利用する。 同病院の薬剤師、 技師、 看護師などが当番医をサポート。 重症患者が訪れた場合は、 内科であれば同病院勤務医に治療を引き継ぐ。 それ以外は、 病院群輪番制の当番病院など、 疾病に応じた病院に搬送する。
 同病院は、 必要な薬剤、 備品などを充実させたほか、 協力する開業医は同病院の非常勤医という位置付けとなることから、 その事務手続きを完了した。
 田中会長は 「来院者のほとんどが、 当番医にとっては 『初診』 となることから、 2時間で15人程度を診察するのがやっと。 本当に必要な人に利用してもらえるよう協力してほしい」 と話している。

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