篠山病院支援策合意に至らず

2007.09.04
丹波の地域医療特集

 兵庫医大篠山病院の存続についての篠山市、 同医大、 県との三者協議が8月29日、 神戸市の県民会館で開かれた。 市によると、 支援策の提示条件に対し、 依然医大側の納得が得られず、 今回も合意に至ることはできなかった。
 市はこれまで救急や小児、 産科の補助に年1億5000万円、 病院施設の整備に5億円を提示していたが、 県が新たな調停案を示した模様で、 現在はこれを上回る金額で協議しているとみられる。 医大側は一貫して、 救急に年2億8000万円、 病院建て替えに21億円の負担を求めており、 溝は埋まっていない。
 市は 「国からの移譲後10年という節目を迎える9月末までに基本合意したい」 としている。 次回6回目の協議は9月10日。

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