丹波新聞は生き残れるか

2007.12.06
丹波春秋

 芦屋市の小学校の金川秀人先生が社会科の研究発表会で「ご当地新聞を探れ」という5年生向けの授業をされ、「丹波新聞を材料にするので来てほしい」と頼まれた。▼授業は、「全国紙のほか各県ごとの新聞があり、もっと小さい地域をカバーする丹波新聞のようなのもある」という内容だった。そして丹波新聞を皆に配って、丹波市と篠山市で版が違ったり、こども新聞もあることなどを知らせた。子供たちは毎年、丹波少年自然の家に行くので、丹波のことは少しは知っている様子。▼先生がいきなり「こういう新聞は生き残れるやろか」と質問をされ、子供らは筆者が後ろにいるのも知らず、「ページ数が少ないから無理」、「この新聞にしか載っていないような情報が読めるので、大丈夫」などと、勝手に発言。採決の結果は「○(生き残れる)」14、「×」12、「△」2と、わりにいい線を行っていた。▼そこで、子供たちがあっと驚く中を筆者が登場。「色々心配してくれてありがとう」と前置きし、「購読して下さる人の数はなかなか増えないが、色々な工夫をしてがんばっている。『地域のために役立ち、ためになる記事が多いなあ』とどれだけ思ってもらえるか、で決まる」と話した。▼短い時間で言い尽くせなかったが、子供たちは「これからもっと新聞を読みたい」と言ってくれた。(E)

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