地域医療確保圏域会議 1年ぶりに開催

2008.01.28
丹波の地域医療特集

 丹波圏域の医療確保対策を話し合う 「丹波地域医療確保対策圏域会議」 が29日午後2時から県柏原総合庁舎内で開かれる。 昨年1月16日以来、 1年ぶりの開催。 同会議では、 医療確保のための医療提供態勢として、 医療機能の連携推進、 丹波圏域で診られない疾病への対応、 病院勤務医師の負担軽減策などを協議する。
 篠山、 丹波両市や両市医師会、 丹波県民局、 病院、 消防本部のほか県庁の健康局長らが出席する。
 病院勤務医の負担軽減については、 1次の時間外診療の軽減策として、 休日、 夜間などに時間外診療のできる診療所を増やす方向性を見出す。 また、 病院と病院との連携、 病院と診療所の連携の強化など、 圏域内の医療資源の有効活用なども協議する。
 脳卒中、 心筋梗塞などの救急の場合、 三田、 西脇、 福知山の病院へ患者を搬送しているケースも見られる。 国の方向としては、 2次医療圏域で診られない特定疾患の場合、 疾病ごとの圏域を設ける方向で指導しているが、 2次医療圏域である丹波地域で完結する医療を基本にしつつ、 圏域外の病院との連携も課題になりそう。

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