大塚病院・市外への搬送が増加

2008.01.07
丹波の地域医療特集

 丹波市救急対策会議の初会合が12月27日、 氷上保健センターで開かれた。 消防本部からの救急搬送状況の報告、 各病院からの状況報告などがあった。
 県立柏原、 柏原赤十字、 大塚の3病院、 丹波市医師会、 市消防本部、 柏原健康福祉事務所の代表らが出席。 座長を務める辻重五郎市長は、 「市内の救急医療をどうすればいいのか、 市が取り組むべき方向を提示してもらえれば」 とあいさつした。
 消防本部は、 救急搬送の県立と日赤のダウン分が管外、 大塚への増加となって現れており、 市外搬送が4割程度となっていること、 夏以降、 大塚への搬送数が県立を上回っていることなどを報告。
 意見交換では、 各病院が、 疾患別輪番、 各病院の役割の再検討、 1次救急と2次救急の分離、 輪番当番病院の市民への広報の必要性、 他圏域の病院との連携などに関して意見を述べた。
 1月に再度会議を開き、 個別のテーマを検討する。 市は、 3月末までに検討結果をまとめる意向。

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