「丹波竜お守り」人気 500個完売で追加注文

2008.04.04
丹波の恐竜

 上久下地域の住民でつくる 「上久下まちづくり協議会」 (酒井将瑞会長) が制作した「お守り」 が人気を集めている。 「国内最大級」 といわれる大型草食恐竜の化石が、 良好な保存状態で発見された強運にあやかり、 安全や長寿のご利益を期待するもの。恐竜化石の発掘調査で出た白亜紀前期の泥岩のかけらを入れている。 3月から販売を始めたところ、 500個が約3週間で完売。 新たに500個を追加注文した。
 青と桃色の2種類。 1個500円。 表面に丹波竜の姿を刺しゅうし、 発掘調査を終えて不要になった化石含有層のかけらを砕いて入れている。 発見者の一人、 村上茂さん (山南町下滝) が今年1月、 家族から贈られたお守りをヒントに発案した。
 上久下地域づくりセンター (0795・78・0001) などで販売。 地元をはじめ、 インターネットで知った山形県や愛知県の人からも注文が寄せられるなど、 幅広い人気を呼び、 最初の制作分を無事完売した。
 追加発注した分は、 6日の 「川代さくらまつり」 で販売するほか、 上部団体の 「上久下自治協議会」 から地元上久下小学校の全児童にプレゼントする。
 まちづくり協議会事務局でもある村上さんは、 「大人も子どもも喜んでくれている。 お守りを買うついでに、 上久下に足を運んでもらえれば」 と話している。

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