柏原日赤 内科常勤医が着任

2008.04.03
丹波の地域医療特集

 柏原赤十字病院 (玉田文彦院長) に1日付で、 常勤内科医の蓮尾直輝 (ただてる) 医師 (36) =西宮市=が着任した。 7月にもさらに内科医1人が赴任する予定で、 常勤医が当直する週3日程度、 時間外の救急を受けることについても検討を始めた。 また、 関西医大、 兵庫医大から医師の派遣を受け、 神経内科外来、 整形外科外来をいずれも週1日、 始める。 整形外科は昨年1月から休診していた。
 蓮尾医師は、 日本消化器内科学会専門医。 神戸大学医学部大学院博士課程修了。 西脇市民病院から赴任した。 内視鏡治療に実績のある玉田院長のもとでの勤務を希望し、 「消化器を中心に、 これまで学んできたことを地域医療に生かしたい」 と話している。
 同病院は医師不足により、 昨年5月から救急輪番制を離脱し、 時間外救急を受けていない。 「外科医の招へいに力を入れる」 とし、 輪番復帰についてはまだできないとの考えを示した。
 また、 院内にある 「健診センター」 を改装し、 4月からスタートした特定健診で個別相談に対応できるようにした。
 同病院は 「日赤県支部は、 柏原日赤を存続する方針を固めた。 病院再生に向けて、 今後も努力していく」 としている。

関連記事