県立柏原病院 眼科常勤医が不在に

2008.08.04
丹波の地域医療特集

 県立柏原病院の眼科常勤医が8月1日付で不在となった。 入院を伴う治療はできなくなり (白内障などの日帰り手術は継続)、 非常勤と神戸大学からの派遣医師で外来診察を継続する。 丹波市内で眼科の入院ができる施設がなくなった。
 午前は、 月曜 (毎週)、 火曜 (第2、 第4)、 水曜 (第1、 第3、 第5)、 木曜 (毎週・予約のみ) となり、 午後は全て予約で月、 水、 金曜は毎週、 木曜は第1・第3・第5週に診察する。 これまでは常勤医1人と、 非常勤医や派遣医が診察にあたっており、 2診同時に開いている日があったが、 全て1診となる。
 同病院は、 糖尿病など、 眼科以外の合併症を持っていたり、 網膜はく離、 硝子体切除などの手術が必要な患者の入院を受け入れていた。 眼科は、 昨年1月から2人だった常勤医が1人となった。 非常勤医の応援で手術を継続し、 入院患者の受け入れも続けていた。 常勤眼科医が不在になる事態を受け、 以前、 同病院で勤務していた3人の医師が応援し、 外来診察を継続する。
 昨年度の同科の入院患者数は、 2737人。 外来患者は、 1万2617人だった。
 40人を超えていた同病院の常勤医は18人となり、 常勤医が在籍する診療科は、 内科 (5人)、 外科 (4人)、 小児科 (5人)、 産婦人科 (3人)、 泌尿器科 (1人) となった。

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