県立柏原病院 (足立確郎院長) の医師数が4月から4人 (整形外科、 泌尿器科各1人、 産婦人科2人) 増え、 34人となった。 泌尿器科の常勤医が4年半ぶりに着任、 整形外科も5年ぶりに複数体制となった。 昨年度途中に2人となり、 2人とも病気療養のため、 神戸大ら非常勤医のみで分娩が維持されていた産婦人科も安定。 外科系診療科で機能回復がはかられた一方、 病院の要の内科は増員がなく、 1つ空席の副院長ポストも人的手当がなされなかった。
34人の内訳は、 内科と小児科が各7人、 外科5人、 産婦人科4人、 整形外科2人、 眼科、 泌尿器科、 放射線科各1人。 指導医の監督下で医療を行う研修医6人 (1年目2人、 2年目4人)。
神戸大の医局人事などで9人が転出 (外科2人、 内科、 整形外科、 小児科、 放射線科、 産婦人科各1人、 初期研修医2人)。
転入は13人。 うち9人が神戸大の医局人事で、 大部分が県と市が大学に年間1・9億円を支払う 「地域医師育成循環型プログラム」 による派遣とみられる。 2人が県立柏原に就職。 2人が1年目の初期研修医。
泌尿器科の外来診察日が増えたほか、 整形外科で、 手術、入院ができる体制が整う。 トップの前副院長が退職した産婦人科は、 後任の部長を札幌市から迎え、 神戸大から若手2人の派遣を受けた。
内科は、 2年続けて増減なし。
後任の副院長に、 大野伯和外科部長が就任。 もう1つの副院長ポストは神戸大から派遣がなく、 空席のまま。