外国人支援団体「SOS丹波」発足 篠山市魚屋町に事務所兼カフェ開設

2013.02.28
ニュース丹波篠山市

写真・ 「SOS丹波」 の事務所兼カフェの外観

 兵庫県の丹波地域に住む外国人の支援を行う任意団体 「SOS丹波」 が発足し、 篠山市魚屋町に開設した事務所兼カフェを拠点に活動をスタートさせた。 就労や結婚などで慣れない土地にやってきた外国人。 彼らの憩いの場所づくりや行政との円滑な橋渡し、 生活相談などに取り組んでいく。 メンバーらは、 「悩みを持っている人たちが集い、 解決していけるような場所になれば。 最大の目的は、 外国人も日本人も仲良くなり、 地域自体が良くなっていくことです」 と意気込んでいる。 近くNPO法人化する予定。

 近年、 国際化の進展に伴い、 外国人やその子どもなど、 外国にルーツを持つ住民が増え、 県内でも外国人登録人口が10万人を超えている。 丹波地域も例に漏れず、 フィリピン人の場合、 丹波、 篠山、 三田市で172人 (2011年度) となった。

 フィリピン人女性は、 多くが国際結婚のため、 居住地が点在。 そのため、 勤務先や同郷人による支援やつながりも手薄になっているという。

 そんな中、 ともにフィリピン人の妻から状況を聞いた篠山市糯ヶ坪の笹倉嘉人さん (52) と同市味間新の昌勲さん (52) が、 「自分たちのできる範囲で外国人住民を助けることができれば」 と一念発起。 空き店舗を事務所兼カフェに改装し、 活動を始めた。

 団体名には、 「誰かがSOSを発信していたらどこにでも駆けつける」 という意味を込めている。

 3月4日から本格オープンするカフェでは、 ボランティアスタッフとして市内在住のフィリピン人女性らが母国の料理やドリンクなどを提供。 現地の雑貨なども販売し、 フィリピンのことを紹介する掲示スペースもある。

 また衣類や文房具などの支援物資も集め、 フィリピンに送る活動も行っていくほか、 カフェ終了後の夕方からはレンタルスペースとして地域住民らに貸し出す予定。

 これまでにも外国人から個人的に相談を受け、 解決に導いてきたさんは、 「みんなで力を合わせて問題を解決していきたい。 最終目標は、 子どもたちの支援のためにフィリピンに学校をつくることです」 と笑顔。 妻のジュビーさん (46) は、 「篠山に来ているフィリピンの友達が友達を呼び、 またその友達が来てというふうに、 楽しい場所にしていきたい」 とほほ笑む。

 笹倉さんは、 「外国人も日本人もどんどん人が集まってほしい。 自分たちで解決できない問題でも、 解決できるところにつないでいけたら」。 妻のベリンザさん (29) は、 「私も困っている時に助けてもらった。 その恩返しにたくさんの人を助けていきたい」 と話している。

 同団体では協力者や支援物資などを募っている。 同団体 (TEL079・558・8580)。

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