2012年8月に青垣で発生した濁水流出事故などに関する市議会100条委員会が4月28日行われた。 東芦田新水源の原水水質検査を行った業者が、 「 (水質に) 異常があった場合は、 速報として電話で市に伝えているはず」 と答弁したことに対し、 水質検査を担当していた当時の市主事は、 「 (速報は) なかった」 と証言。 また、 同新水源の工事を行った業者の責任者が、 水質検査について 「市が行うもの」 と認識していたことに対しても、 当時の市係長は、 「仕様書にあるとおり、 業者がすべきこと」 と証言し、 認識が食い違った。
前回の委員会における業者の答弁を確認するため、 当時の水道部工務係主幹、 施設係主事、 工務係長の3人を再度、 証人喚問した。
水質に異常があった場合の速報について、 市主査は、 「速報を受けた覚えはない。 携帯電話の番号も伝えているので、 私以外に連絡が入ることは考えにくい」 とした。 また、 水質検査に関しては、 当時の主幹、 係長ともに 「業者がすべきこと」 との認識を示したが、 採水に関しては 「記憶にない」 とし、 誰が現場から水を取って検査に回したかは、 はっきりしなかった。
次回委員会は、 15日午前9時半から。 同委は、 業者に対し 「速報」 に関するマニュアルなどを問い合わせるほか、 誰が水質検査をすべきだったかについては現公営企業管理者と水道部長に見解を問うことを確認。 最高責任者としての市長にも話を聞くことを決めた。