整備案で初の説明会 2案に意見さまざま 味間こども園

2014.06.12
ニュース丹波篠山市

自治会やまちづくり協議会関係者、 保護者らが参加した説明会=篠山市網掛の丹南健康福祉センターで

篠山市教育委員会は9日、 丹南健康福祉センターで 「味間認定こども園整備案に係る説明会」 を開いた。 昨年末に議員全員協議会で整備案が明らかになって以降、 昨年度、 地域や保護者の役員に説明したが、 味間地区で広く開催されたのは初めて。 自治会、 まちづくり協議会、 保護者ら約50人が参加した。 市教委が示した、 ▽同園の一体施設を音羽の森付近に増築▽市営篠山口駅西駐車場に新設―の2案を中心にさまざまな意見が出された。

市教委は役員から出た2案それぞれの課題の解消策を報告。 音羽の森増築案は、 ▽道路が狭いが、 一方通行などのルールづくりで解消の見込みはある―とし、 駅西新設案は、 ▽防音対策で基準値以下にできる▽自然環境の良い音羽の森には18分ほどで園外保育に行ける▽市営駐車場は民間でまかなえる―などとした。

また、 市教委は、 2年後に味間保育園で40人、 味間幼稚園で53人、 預かり保育で28人の増が見込まれることから、 早期整備の意向を伝え、 市は、 4―5億円の資金について現残高が7億円ある 「公共施設整備基金」 を活用することなどを伝えた。

参加者からは、 ▽篠山らしい音羽の森での教育を▽公設民営の考えは▽おとわ園の近くまで通っている道を有効利用できないか▽おとわ園への道の交通量が増えると危険が増えるのでは▽2階建ての駅西案の安全性確保は▽駅西案の排気ガス軽減策を▽小学校隣接のすみよし園 (幼稚園) を有効活用しては―などさまざまな意見や提案が出た。

また、 市教委が示した見込み園児数や預かり保育利用率 (15年度以降62%) について、 同地区の住宅着工数など現況を見極めた数値を示す要望もあった。

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