ベトナムへ

2015.03.19
丹波春秋

 アジアの日本語学生を支援するNPO「アジアの新しい風」の活動で、ベトナムへ。ハノイ貿易大での交流会に参加。▼6年前に来た時は、町中を往来するオートバイの大群に圧倒され、排ガスで街路樹が真っ白になっているのに驚いた。今回も相変わらず数は多いが、かなりが車に代わり、そのせいか街路樹もきれいだ。しかし信号無視でドドドっと押し寄せ、歩行者が横断に決死の覚悟が要るのは同じ。▼NPOメンバーの一人が、メール交換で日本語を指導しているTさん(京大に留学中)の実家を訪問するのに、ハノイから100のハイフォンまで同行し、一族総出で迎えてもらった。▼今はすっかり平和になったベトナムだが、40数年前、重要港のあるハイフォンは米軍の猛烈な北爆を受けた。10歳だったTさんのお母さんに当時のことを聞こうとしたが、「あちこち逃げ回っていた」と言う以外、言葉少な。▼地酒の杯を傾けながら公務員の叔父さんが話すには、「これまでフランスやアメリカの支配を受け、日本軍にも侵攻されたが、今の日本企業の製品は良いね。中国のように消費者の健康や環境を害することはなく、ベトナムの発展のために役立っているよ」。同国民の日本への信頼を決して壊さぬよう、安倍さんの「戦後70年談話」も細心の注意を払ってもらいたい。(E)

 

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