山行

2015.06.10
丹波春秋

 柏原の各自治会が共同で保有する鐘ヶ坂山林管理組合の間伐現地確認・境界確認事業に参加。自治会長の充て職で代議員にな

ったためで、初体験である。▼明治のトンネル入り口左側から、「こんな所に!」と思うような道に入る。きっちり解るが、左右がかなりの傾斜で幅は数10、両足がようやく立てるくらい。丸太の橋のかかる沢を次々に渡り、足元を見ながらでないと、とても歩けない。▼ようやく慣れてきて周りを見ると、場所によっては杉林がきれいに間伐されている。一定距離ごとに境界を示す地籍調査の標識が埋め込まれていた。▼春日町との尾根のすぐ下まで、ジグザグに奥へ奥へと進き進む。辺りはしんと静まり鶯の声が聞こえるだけ。単独ならとても行けない道だ。3時間かかって国道に下りてくるまで7キロほどの行程だったが、高齢者が多いのに皆健脚で、ハイペースについて行くだけで精いっぱい。こうした山行は丹波各地の集落などでごく普通に行われているのだろうが、ハイキング気分で加わったのは全くの見込み違いだった。▼組合幹部の人達はまた来月以降、古くなった丸太の橋の修復や作業路の整備に取り組むという。昨夏の集中豪雨災害は森林整備の大切さを改めて痛感させたが、地域住民の労苦に支えられていることを、身を以て知った。(E)

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