クリスマスが今年もやってくる。小さなお子さんのいるご家庭の皆さん、プレゼントの準備は進んでいますか。わが家には小4の娘と小2の息子がおり、毎年この時期になるとサンタクロースに手紙を書いている。「良い子にしています。○○が欲しいです」―。
願いをかなえてやりたいと思うのが親心。おもちゃ屋へと走る。子どもたちの欲しがる物が人気の商品だと大変だ。どの店も品薄状態となり、おもちゃ屋の“はしご”は当然のこと、インターネットで探し回ったりと、てんてこ舞い。師走の忙しさの合間を縫って、ようやく揃えたプレゼント。それなのに毎年、その手柄をサンタに持って行かれるのは、なんとも口惜しい。そこで「サンタなんてばかばかしい。正体が父親であることを解禁するで」と妻に。しかし妻は「いずれ近いうちにばれる日が来る。信じているうちは親も子もイベントとして楽しめばええやん」とストップをかける。
ただでさえ家庭内で影の薄い私。せめてクリスマスの日だけでも、子どもたちから父親への感謝や尊敬の気持ちが欲しい。(太治庄三)