来年に創立120周年を迎えるのを機に、柏原高校の1、2年生(計547人)全員が7月21日から始まる夏休み期間に、同校卒業生に当時の高校生活を聞いて記録する「聞き書き」の取り組みを国語科の授業の一環で行う。14日、生徒たちに取り組みを説明した吉田究教諭は「学校や丹波市の歴史を知る上でも価値のある取り組みにしたい」と話した。
生徒たちが聞く対象は、自身の曽祖父や曾祖母のほか、80歳以上を中心にした高齢の卒業生。現在と変わらないことや変わっていることなどを聞き、方言を生かしながら記録し、冊子にする計画。
記録する方法は、「取材」対象者が語ったように書く「聞き書き」と呼ばれるもので、取材対象者とのインタビュー内容をICレコーダーやスマートフォンのレコーダー機能を使って録音。それを文字に書き起こし、不要な言葉を削ったり、順序を入れ替えるなどし、パソコンで入力する。