どんぐりころころ

2016.10.08
未―コラム記者ノート

 どんぐりを見ると、つい拾いたくなる。どんぐりにはどこか不思議な魅力があると思う。いろいろな形の帽子をかぶっているのもかわいい。
 こども新聞の10月号でどんぐりを特集し、10種類のどんぐりの木が植えられている丹波の森公苑の庭で、野遊び研究家の山崎マリオ先生にいろいろと教わった。ペンチで殻を割って「スダジイ」を食べさせてもらったが、生でもちょっと甘くておいしかった。炒るともっと香ばしいらしい。
 「どんぐりの王様」と呼ばれているクヌギのどんぐりで作ってもらったコマは、バランスよく回り続けておもしろかった。ちなみに、「どんぐり」というのは、ブナ科の木の実の総称で、日本には約20種類あるそうだ。
 森公苑の職員さんによると、昨年はどんぐりが大豊作だったが、今年はクヌギを除いては不作のようだという。どんぐりは山の動物たちの貴重な食糧になっているため、山のどんぐりも不作なら、動物たちが里に降りて来やすいかもしれない、とのこと。先日、クマの目撃情報が出たこととも関係しているのだろうか。(古西 純)

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