兵庫陶芸美術館で「丹波あかり展」 11月3―13日

2016.10.15
ニュース丹波篠山市

「丹波あかり展」を開催するなど明かりをテーマにした活動を展開する作家ら=兵庫県篠山市黒岡で

作品に明かりを取り込んで「芸術」と「電気」を融合させた創作活動に取り組んでいる丹波地域などのものづくり作家らが11月3―13日、兵庫陶芸美術館(兵庫県篠山市今田町上立杭)で、作品展「丹波あかり展」を開く。今年で3回目。また展示会を開催するほかに、このほど展示参加作家12人が、「丹波あかりの会」を結成。展示だけでなく、地域で作品づくりの出前教室を開くなどの活動を展開し、明かりの持つ癒やし効果などを広める。メンバーらは、「明かりを使って、地域全体を“明るく”していけるような取り組みを」と意気込んでいる。

作品展では、陶器や木工、蔓工芸、布など、さまざまなジャンルの作家が、作品にLED(発光ダイオード)や白熱電球、蛍光灯などの明かりを組み込んだ作品を並べ、造形と光で幻想的な空間を演出する。

3年前、丹波、播州地域の照明製造企業でつくる「播州丹波照明事業協同組合」が主催し、企業と作家がコラボした作品展「丹波アート照明展」を開催。丹波地域をはじめ、神戸や西宮など、照明展に来場した作家が意気投合し、2年前から「丹波あかり展」を開催している。

そんな中、展示参加作家の有志が、明かりをテーマにより幅広く活動しようと「あかりの会」を結成。作品展は年間の創作活動の集大成とし、それ以外の時期にも地域の子どもたちを対象にした工作教室で明かりを取り入れた作品づくりを指導したり、会報を発行するなど、すそ野を広げる活動を始めた。

あかり展は午前10時―午後5時(最終日は午後3時)。7日休館。問い合わせや講師派遣の依頼などは桑野さん(TEL090・6604・6348)。

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