2月18日午前零時から約1時間かけて、柏原八幡宮(千種正裕宮司)で日本最古の厄除神事とされる「青山祭壇の儀」が行われ、参拝した人たちが平穏な暮らしを願って静かに手を合わせていた。
「厄除けの神さま」たちと、厄をもたらす「やくがみさん」たちが降臨し、厄除けの神さまには祝福を祈る一方で、やくがみさんたちももてなし、「厄を与えないでください」とお願いした。
2月17、18の両日行われた柏原厄除大祭の来場者数は昨年並みの約2万人(運営本部発表)。八幡宮の参拝者数は昨年より373人増の1万3583人(八幡宮発表)。今年は運営本部の立ち上げが遅れ、露天商の出店はなくなり、地元を中心にした飲食の模擬店約50軒が並んだ。
大野亮祐運営本部長(柏原町自治会長協議会長)は「露店がなくさみしいという意見の一方、安心して買い物できた、地元にお金が落ちたという意見もあった。多方面でご迷惑をかけた。3月中旬には本部の反省会を開き、来年の組織体制の検討を始めたい」と話した。