JA丹波ささやま 「もぎ莢収穫選別ライン」導入

2017.10.24
ニュース丹波篠山市

JA丹波ささやまが導入した「もぎ莢収穫選別ライン」=兵庫県篠山市八上上で

兵庫県の丹波ささやま農業協同組合(澤本辰夫・代表理事組合長)は、年々高まる丹波篠山黒枝豆の需要に応えようと、「もぎ莢収穫選別ライン」を導入。10月17日、同ライン設備を設置した同JA営農経済部(篠山市八上上)に、導入費で支援を受けた丹波県民局や篠山市の職員ら約10人を迎えて披露した。

JAではこれまで、黒枝豆のほとんどを莢が枝に付いたままの状態で味土里館や特産館など市内のJA直売店で販売していたが、設備の導入により、莢豆を袋詰めした商品を市外へと販売を展開し、販路拡大を目指す。

導入した設備は、脱莢機、洗浄機、脱水機、供給ホッパー、リフトコンベア、選別機、選別コンベア、袋詰め機からなる。

枝からもがれた状態の莢豆を市内の各農家から同JAに集荷。ライン設備で洗浄、脱水し、大きさを自動選別する。その後、人による傷や虫食いなどの品質チェックを経て、機械による袋詰めを行い、商品として仕上げる。

これらの設備により、300グラム入りの莢豆の袋詰め商品を1時間あたり300袋ほど処理できるという。

関連記事