市民が戦国の合戦を再現? 明智光秀ゆかりの地をどう盛り上げる NHK大河で来年「麒麟がくる」



 市民総出で戦国の合戦再現―?戦国武将・明智光秀を主人公とするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影開始を前に、光秀とかかわりがある兵庫県丹波市春日町黒井地区の地域活性化策を東京周辺の在住者から募るイベントがこのほど、東京としろやま交流館(同市春日町黒井)の計2会場で開かれた。オンラインサービスで両会場をつないで行われ、自由な発想のアイデアが続出した。

 

光秀を退却させた「丹波の赤鬼」の居城残る地域

写真・今なお石垣が残る黒井城跡

 黒井地区には、「丹波の赤鬼」の異名で知られる戦国武将・赤井(荻野)悪右衛門直正の居城だった黒井城跡が残る。天正年間、光秀による2度の「丹波攻め」が行われ、直正らと激しい戦いが行われた。直正が策をめぐらせた1度目は、光秀を命からがら退却させた。直正が亡くなっていた2度目で落城し、戦後処理に光秀の重臣・斎藤利三があたった。利三の子・福が同城ふもとの下館(現在の興禅寺)で生まれ、のちの春日局になる。

 

斬新なアイデア続々と

写真・黒井城跡がある山頂からは、条件が整えば雲海が見られる

 オンラインでの意見交換は、丹波市とゆかりがない人などから斬新な発想を募ることで、今後の展開に生かすことがねらい。不動産情報サービス業の「LIFULL」社員が開発したオンライン会議ツール「ブレストLive」を活用し、しろやま交流館には黒井城跡地域活性化委員会のメンバーら40人ほどが出席、東京会場では同社社員らがアイデアを提案した。

 「大河ドラマのロケ地に選ばれるために黒井地区が取り組むべきこと」「放映効果を最大限高めるために行うこと」がテーマ。「全日本甲冑コンテストを開く」「雲海に見立てた世界一大きなわたあめを作ってギネスにチャレンジする」「丹波市民総出で模擬合戦をして、戦国の世を再現する」「丹波市にふるさと納税をしたら、ドラマに出演する権利を与える」などといったユニークなアイデアが多くあった。

 しろやま交流館では、来場者がスマホの専用ページに映し出されたアイデアをチェック。自らもアイデアを投稿し、「黒井城山頂に常設のカメラを設置し、明日雲海が見られるか予報を情報発信する」などの意見も出た。