新人、先輩

2019.10.20
コラム記者ノート

 先日の本コーナーにも登場していたが、久しぶりに新人記者が入社した。同じ丹波篠山支局に配属されたこともあり、ちょっとした指導担当をさせてもらっている。

 入社から10年ほどの私。とても指導できる力量はないが、初々しい姿を見ていると、ついつい語ってしまう。

 「記事っちゅうのはやな、自分がわかってないことを書いたらあかん。なんでも調べるんや」「どんなことでも『なんで?』と考えるんやで」「読者の立場に立って、誰でもわかるように書かなあかんで。わかったか? おぅ?」

 実際はこんな偉そうに言っていないと思うが、新人君からすれば、こんなふうに聞こえているかもしれない。

 一方で偉そうにしてしまった手前、自分が失敗することは何としても避けなければならないと背筋が伸びている。

 「森田先輩、全然あきませんやん」と言われたくないし、ほかの大先輩から叱られているところを見られてほくそ笑まれるのも歯がゆい。

 とにもかくにも、おかげで私も改めて自分の記事と向き合っている気がする。互いに高め合って、よりよい記事を書いていきたい。(森田靖久)

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