21自治体が業務改善発表 全国大会「カイゼンショ祭」開催

2020.02.28
ニュース丹波篠山市地域地域

丹波篠山市秘書課の職員らによる事例発表=2020年2月21日午前10時17分、兵庫県丹波篠山市北新町で

業務改善に積極的に取り組む自治体が事例を発表し、共有する「第14回全国都市改善改革実践事例発表会」が21日、兵庫県丹波篠山市の田園交響ホールで開かれた。北は山形県山形市から、南は鹿児島県出水市まで、市や県など21の自治体が、それぞれの取り組み事例を発表した。

大会が同市で開かれるのは初めて。民謡「デカンショ節」で知られる同市が「篠山市」から「丹波篠山市」へと市名を変更したことと市政20周年を記念し、「カイゼンショ祭―飛びこめ!カイゼンの輪」と題して開かれた。

山形市は、地元特産物をPRする「農畜産物フェスティバル」のポスターデザインの作成方法を改善した事例を発表。イベント内容が分かりにくく、若い世代の来場者が減少している課題解決に向け、市内にあるデザイン専門学校の学生にポスターのデザインを依頼したところ、デザイン料をかけずに毎年、新しいイラストやキャッチコピーでPRすることができ、客層の若返りに成功したほか、出展団体からの配布依頼も増え、残部数も減少。「学生にとっても貴重な経験を得ることができる」とした。

丹波篠山市からは、市秘書課の職員らが事例を発表。酒井隆明市長のその日の気分を「天気」にみたてて予想する「市長天気予報」をホームぺージに掲載することにより、市長と職員が円滑なコミュニケーションをはかれるようになったことなどを寸劇で紹介した。

関連記事