亡き父の「遺産」夜桜に 江戸彼岸が満開 暗闇にぽつんと浮かぶ美しさ

2020.03.29
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暗闇の中に浮かぶ江戸彼岸=兵庫県丹波市青垣町森で

兵庫県丹波市青垣町の男性(67)宅で、庭に生えている江戸彼岸のライトアップが始まった。午後6時半―10時まで、見頃を迎えた花が楽しめる。

国道427号沿いにあり、暗闇に木がぽつんと浮かぶ様が美しく、通りがかりに車を停めて眺めたり、写真に撮る人も多い。

男性の亡き父が岐阜で苗を購入し、25年ほど前に植えたものが成長した。晩年、自宅で療養する父が部屋から夜桜を楽しめるようにとライトアップを始め、今年で10年ほどになる。

男性は「父の遺産。ソメイヨシノより江戸彼岸は木の寿命が長く、100年くらいはもつと父は言っていた。ソメイより早く咲くので喜ばれる。みなさんに見て楽しんでもらえたら」と話している。今年はライトアップを始めてから最も開花が早いという。

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