早起き?冬眠せず? 季節外れのクマ目撃情報

2020.03.05
ニュース丹波市地域地域

4日午後5時15分ごろ、兵庫県丹波市氷上町の峠で、「クマを見た」との情報が丹波警察署に寄せられた。

警察からの連絡を受けた丹波市職員が現場を調べたが、痕跡らしきものは見つからなかった。

一般的にツキノワグマの冬眠期間は12月下旬―4ー5月とされており、目覚めるには早いが、何らかの事情で”早起き”することがある。

また、野生動物の生態などの研究機関・県森林動物研究センター(同市青垣町)によると、「必ず冬眠するということでもなく、中には、冬眠をしないクマがいる」という。暖冬の影響もあり、”眠れなかった”クマが目撃された可能性もある。

現場は、「天王坂」(標高164メートル)と呼ばれる峠の中腹。近くに民家はなかった。

丹波市では、昨年12月26、27日に相次いでツキノワグマが誤ってシカ、イノシシ用のワナに入る誤捕獲が発生した。その後、クマの出没情報はなかった。

関連記事