兵庫県丹波篠山市古森の武庫川に架かる神橋(しんばし)の親柱に取り付けられていた「ゲンジボタル」のモニュメントがこのほど修繕され、設置された当時のように日没に合わせて点滅するようになった。
神橋から上流にある当野集落は、かつてゲンジボタルの一大名所だったことから、1993年の架け換えに合わせ、発光するゲンジボタルのモニュメントを設置した。
しかし、いつごろからか経年による劣化でセンサーの故障と電球の球切れにより光らなくなっていた。
管理する県丹波土木事務所が、地域内の国道に設置しているシンボル標柱のリニューアル事業に合わせて修繕に着手。センサーを交換し、電球からLEDランプへと取り替えた。また塗装もし直し、質感を取り戻した。
同事務所は、「黄緑色に光るライトによって、かつてのゲンジボタルの群生地に思いを馳せてもらうとともに、道行く人々を楽しませてくれたら」と期待している。