9年連続で最高金賞 「モンドセレクション」で栄冠 高浜虚子ゆかりの酒蔵

2020.07.30
ニュース丹波市地域地域

国際的なコンクールでの受賞を喜ぶ西山酒造場の社員=2020年7月22日午後1時59分、兵庫県丹波市市島町中竹田で

兵庫県丹波市の西山酒造場の純米大吟醸酒「小鼓(こつづみ) 路上有花 葵」がこのほど、国際的な食のコンクール「モンドセレクション」で9年連続の最高金賞に輝いた。

同酒造場は1849年創業。三代目・西山泊雲が本業の傍ら俳句に傾倒し、親交があった高浜虚子の命名で清酒「小鼓」が誕生した。現在も「小鼓」のブランド名で商品展開している。

「モンドセレクション」は、世界各地の優れた市販商品の品質などを評価するもの。

同商品は兵庫県産の酒米・山田錦を使用し、すっきりとしたフルーティーな味わいが特徴。控えめな香りで、食事を引き立てる「食中酒」として好評を得ている。

杜氏の八島公玲さんは、「連続で最高の賞を獲得し続けるのは難しいこと。10年連続を目指したい」と話している。

同商品は、優れた味覚と品質を評価する「ITI国際味覚コンテスト」でも8年連続となる優秀味覚賞三ツ星を獲得。「小鼓 路上有花 桃花」も7年連続で三ツ星に輝いた。

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