この袋、黒枝豆専用です バイオマス素材を活用 「プラごみ削減を意識」

この記事は約2分で読めます。

バイオマス素材を使った黒枝豆の販売袋。小ぶりのものはレジ袋にも使える=2021年10月8日午前10時11分、兵庫県丹波篠山市南新町で

兵庫県丹波篠山市の印刷会社「プリテック」が、植物由来のバイオマス素材を活用したオリジナルの丹波黒枝豆用販売袋を販売している。堀成志社長(57)は、「レジ袋の有料化など、プラスチックごみの削減が叫ばれる中、消費者一人ひとりが意識するよりもメーカーが意識するほうが環境を変えられる」と話している。

枝付きの黒枝豆を入れる細長い袋(長さ約70センチ、幅約20センチ。100枚税込1430円)と、小ぶりの袋(長さ約45センチ、幅約20センチ。100枚税込990円)の2種類。いずれもバイオマス素材を25%使用している。

細長い袋には「丹波篠山特産 黒大豆枝豆」の文字。小ぶりの袋は黒枝豆だけでなく、通常のレジ袋にも使えるサイズのため、「丹波篠山」の文字と共に、同市の夏の風物詩「デカンショ祭」や特産品などのイラストをあしらったデザインにした。一定以上のバイオマス素材を使っているため、レジ袋として使う際には顧客に袋代金を請求する義務がない。

黒枝豆シーズンには農家などに毎年3万5000―4万袋を販売している。プラスチックごみ削減の時代となり、率先して削減に取り組もうと、新製品の開発に取り組み、細長い袋は昨年10月から販売を始めた。

近年、さやだけの販売が増えてきていることから、農家の要望を受けて今年から小ぶりの袋も販売した。

バイオマス素材を使うことで原材料費は高くなったが、細長い袋は3色刷りを単色刷りにするなどして価格は据え置いた。

堀社長は、「プラスチック削減だけでなく、黒枝豆を買いに来られた観光客にも、『丹波篠山はさすが環境に配慮した取り組みを行っている』と思ってもらうことができ、市の良いイメージにもつながる」と、丹波篠山観光協会長としての顔ものぞかせている。

タイトルとURLをコピーしました