新緑の木の陰からピョコっと顔を出すメジロ。葉に擬態しているかのようだ＝2023年5月11日午前7時29分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市の里山を歩いていると、みずみずしい新緑の中に何やら動く影。ピョコッと顔を出したのは、野鳥のメジロだ。

全長12センチほどの小さな鳥。桜や梅の花と一緒に撮影されることが多く、「春」のイメージがあるが、日本では多くの地域で「留鳥」のため季節的な移動をしない。

葉と同じく鮮やかな黄緑色の体が見事な保護色。初夏にふさわしい、さわやかな色合いを見せてくれる。

10日から16日は「愛鳥週間」。珍しい鳥だけでなく、自然の中で、たくましく生きる身近な鳥たちにも思いをはせてほしい。

【丹波新聞鳥部】