図鑑がずらり 「生きた昆虫」にこだわり 2800種のパネル展示

2023.07.15
地域注目

図鑑のパネルがずらりと並ぶ展示会場=兵庫県丹波市氷上町石生で

生きたままの昆虫だけを撮影し、色や姿勢、撮影角度にこだわって作られた図鑑「学研の図鑑 LIVE昆虫」(2022年版)の全ページをパネル展示した夏期特別展「昆虫ずかんだいさくせん」が、兵庫県丹波市の氷上回廊水分れフィールドミュージアムで9月24日まで開かれている。国内に生息する約2800種の写真や生態を紹介しているほか、図鑑製作の裏側を知ってもらおうと、撮影に使用した道具や撮影失敗例を示したパネルなども並べている。

パネルは見開きの状態で160枚ほど展示。コガネムシやチョウ、トンボの仲間といった親しみのある昆虫はもちろん、あらゆる虫たちの姿が鮮やかな写真で紹介されている。

同図鑑を監修した伊丹市昆虫館の学芸員、長島聖大さん(43)によると、通常、図鑑は死んだ昆虫を使い、特徴が分かりやすいように姿勢を整えて撮影するのがほとんど。ただ、生きているときの体色と違っていたり、不自然な姿勢で撮影されていたりすることもあるという。

同図鑑は総勢150人以上が製作に携わり、うち40人ほどの撮影班が1年ほどをかけて作り上げた。昆虫の体形が分かりやすいよう、白バックで撮影されているのも特徴になっている。

長島さんは「誰にも負けない図鑑ができたという自負がある。でも、子どもたちに、これを超える図鑑を作ってほしい」と話している。

午前10時―午後5時。月曜休館(月曜祝日の場合は翌日が休み)。大人210円、小中学生100円。

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