要所抑え5回1失点 ロッテ・中森投手が2度目の先発 援護なく勝ち星つかず

2023.09.03
地域注目

プロ2度目の先発で、5回1失点と粘り強いピッチングを見せた中森投手(8月23日、福岡ソフトバンクホークス戦撮影)

兵庫県丹波篠山市出身で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの中森俊介投手(21)が3日、ZOZOマリンスタジアムで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、プロ入り後2度目の先発マウンドに上がった。制球に苦しみ、2回以降毎回走者を許すも、要所を抑える粘りのピッチングを見せ、5回1失点で試合をつくった。味方打線の援護には恵まれず、勝ち星はつかなかった。

5回4失点で負け投手となった8月23日の福岡ソフトバンクホークス戦から中10日空けての先発登板となった。

初回は三者凡退に抑え、好スタートを切った。ニ回はヒットやデッドボールなどで2死一、三塁のピンチを背負うも、8番の小郷裕哉選手から、高めの力強いストレートで空振り三振を奪った。三回もデッドボールで出塁を許したが、後続を抑えた。

0―0の四回、先頭の3番・島内宏明選手に146キロの真ん中低めのストレートをライトスタンドに運ばれ、先制点を許した。その後、フォアボールとヒットで2死一、二塁のピンチを招くも、小郷選手をショートゴロに打ち取って切り抜けた。

五回は抜け球が増え、ヒットやフォアボールなどで1死二、三塁のピンチを招いた。しかし島内選手はサードゴロに抑え、申告敬遠の後、5番の岡島豪郎選手をレフトフライに打ち取った。

投球成績は、球数84球、被安打4、奪三振1、与四球3、与死球2。ストレートの最速は1回に投じた150キロだった。

中森投手は「スコアだけ見ればまずまずだが、内容がまだまだ。前回同様に2巡目にホームランを打たれての失点だったし、常にカウントを有利にして投げることができていなかった」と反省の弁を並べた。

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