「またね」 ツバメたちが越冬地への長旅へ 旅立ち前の大集団形成

2023.10.12
注目自然

越冬地への旅立ちが近いコシアカツバメ。秋晴れの空を背に、「またね」=2023年10月12日午前8時22分、兵庫県丹波篠山市内で

気温がぐっと落ち込み、秋の深まりが感じられる兵庫県丹波篠山市で早朝、数百羽の「コシアカツバメ」が群れをなしている光景が見られる。これから数千キロにも及ぶ越冬地への”旅立ち”が近いこと、そして、冬が近づいていることを教えてくれる。

 

 

 

 

 

 

旅立ちを前に群れをなして電線にとまるコシアカツバメ。画面に入り切っていないが、その数は数百羽=2023年10月12日午前8時23分、兵庫県丹波篠山市内で

市内では3月末ごろから飛翔するようになり、民家の軒などで子育てに励んでいた。ひなが成長し、気温が下がってきたことから、群れを作って越冬地の東南アジアなど南方に向けて旅立つ。

 

 

 

 

 

 

 

長旅前のウォーミングアップか、羽ばたいたり、電線にとまったりを繰り返すコシアカツバメ=2023年10月12日午前8時16分、兵庫県丹波篠山市内で

このまちで生まれ育ったツバメたち。南に向かって一斉に飛び立った”出身者”の後ろ姿に、「気を付けて。またね」とつぶやく。少し寂しくなった。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

 

 

 

 

 

南に向かって一斉に飛び立ったツバメたち

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