キュウリやゴーヤーからカボチャ 台木の性質出た? 猛暑も影響?

2023.10.14
地域注目

キュウリから育ったカボチャを手にする足立さん=兵庫県丹波市青垣町森で

丹波新聞社では住民のさまざまな疑問を記者が調べて解決する「調べてくり探(たん)」を展開しています。今回は、「キュウリが終わったと思ったら、同じ株からカボチャが生えた」(兵庫県丹波市青垣町森、足立ふみ子さん)、「ゴーヤーの苗からカボチャができ、小さいゴーヤーしか取れなかった」(同市春日町黒井、仁田英子さん)と、相次いで連絡が入りました。共に接ぎ木苗から生えたものだが、初めてのことだそう。どうしてこんなことになるのでしょうか。

足立さんのキュウリはホームセンターコメリ、仁田さんのゴーヤーはタキイ種苗のもの。両社は、「台木(接ぎ木をするときに土台となる植物のこと)のカボチャの性質が出たんだろう」と言う。性質が出た理由について、コメリは「芽かき(不要な芽を取り除くこと)をしていないと、出ることがある」と説明する。

ただ、足立さんは、長年同じように栽培して初めての現象。つるが伸び始めたのはキュウリが終わった9月初め。この夏は記録的猛暑の上、雨も降らず、夏野菜は例年より早くしおれ、収量ががた落ちだった。キュウリが例年より早くしおれた後も台木は元気で、台木から芽が出てカボチャが成長したのではないだろうか。

仁田さんは4月にゴーヤーを植えた。買った時点で、接ぎ目下部にゴーヤーとは違う丸い葉が2、3枚付いていたが、気にせず定植。花は咲けどゴーヤーはならず。そうこうするうちにつるが伸び、20個以上のカボチャが取れ、娘や近所に配った。2キロに達したものもあった。カボチャに栄養を取られたからか、肝心のゴーヤーは「はつかネズミ程度」の小さな物しかならなかった。

栄養を取られた小さなゴーヤーとカボチャを手にする仁田さん=兵庫県丹波市春日町黒井で

タキイ種苗は「カボチャに栄養を取られ、どちらも中途半端になっている」と言う。猛暑の影響について「可能性はある。暑さでゴーヤー部分がダメージを受けたかもしれない」。台木のカボチャは台木用品種で、「食べておいしいかどうか分からない。私たちが目にするのは台木だけで、見たことがないようなカボチャができているかもしれない」とも。「食用品種の方がおいしくおすすめはしないが、食べても害はない」そうだ。

台木の性質を出さないためには、芽かきと、接ぎ目部分に土をかぶせないことが肝要とか。

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