ほうじ茶をラテとチャイに 丹波篠山産茶葉を使用 「インバウンド需要にも」

2023.12.24
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丹波篠山茶生産組合のほうじ茶葉を使った「ほうじ茶ラテ」「ほうじ茶チャイ」をPRする原田勇・丹波篠山茶生産組合長(右)と、ナカタニの仲谷佳子さん=兵庫県丹波篠山市味間奥で

「丹波黒豆肉粽」を製造販売する株式会社ナカタニ(兵庫県丹波篠山市三熊)が、丹波篠山茶生産組合のほうじ茶葉を使った「ほうじ茶ラテ」「ほうじ茶チャイ」の2商品(15グラム入り)を発売した。いずれも粉状のほうじ茶葉が入っており、ラテは沖縄産のきび砂糖と黒糖を、チャイは沖縄産のきび砂糖、シナモンやフェンネルなどのスパイスを「絶妙な配合」(ナカタニ社の仲谷佳子さん)でブレンドしている。共に牛乳とよく混ぜて完成。アイスやホットいずれにも合うという。

丹波篠山市内外約30軒の土産店で販売し、月に約1000袋を売り上げている「黒豆ラテ」「黒豆チャイ」の「ラテ、チャイシリーズ」の第2弾。1年半前には同組合のほうじ茶入りの「黒豆薬膳茶」も販売し、好評を得ているという。

「インバウンド需要にも応えたい」と、東南アジアをよく旅した仲谷さんは「東南アジアは甘いドリンク類が多い。東南アジアの人に、日本で甘いお茶を楽しんでほしい」と言う。同組合の原田勇組合長は「丹波ささやま茶の価値を高める加工品を開発してもらうことで可能性が広がる」と話している。

同社の直営店「おくも丹波黒豆肉粽」(同市福井)のほか、特産館ささやま(同市黒岡)、大正ロマン館(同市北新町)、丹波篠山百景館(同市二階町)、篠山食料品店(同)などの土産店で購入できる。

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