学び舎に別れ「さようなら」 今月閉校の小学校で卒業式 誇り胸に笑顔で巣立つ

2024.03.21
地域注目

「卒業おめでとう」。教室で記念写真に納まる6年生や担任の教諭たち=2024年3月21日午前10時34分、兵庫県丹波市市島町上竹田で

今月末で閉校する兵庫県丹波市立前山(さきやま)小学校で21日、卒業式があった。季節外れの雪が舞う中、6年生14人が、150年の歴史が詰まった同校への誇りを胸に、笑顔で学び舎を巣立った。

在校生や保護者、地域住民ら約100人が見守る中、植木政行校長から一人ずつ卒業証書を受け取り、「困っている人を助けられるように」「どんなことにも諦めず努力する」などと、中学生活への決意を述べた。

前山小最後の卒業式で、植木校長から卒業証書を受け取る6年生=2024年3月21日午前9時9分、兵庫県丹波市市島町上竹田で

6年生は「環境が変わることに不安もあるけれど、最後の卒業生であることを誇りにし、胸を張って乗り越えていきます」と力強く誓い、「さようなら、前山小学校」と声を合わせた。

6年生の一人は「先生や地域の人も含め、みんなの仲が良い学校だった。前山小で学んだことを生かして、より多くの人とつながっていきたい」と話した。

同市内では、来月に前山小と統合する竹田小などでも卒業式が開かれた。

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