春の訪れ 寒桜に野鳥やミツバチ ウキウキと春味楽しむ

2024.03.29
注目

メジロたちが退散した後、ゆっくり寒桜の蜜を楽しむヒヨドリ=2024年3月29日午後零時13分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内は29日、やわらかな陽光が降り注ぎ、最高気温が20度を超えるなど、本格的な春の訪れを感じさせる一日となっている。

満開まであと一歩のところまで開花した寒桜には、蜜を求めて野鳥たちが飛来。小さなメジロたちが蜜を吸っていると、「どけ。オレのだ」とばかりに倍以上の大きさのヒヨドリが飛来し、わが物顔で蜜を吸う。メジロたちは一目散に飛び去りながらも、近くの茂みに隠れて次のチャンスをうかがう。

鳥たちの駆け引きを楽しんでいると、辺りに「ブーン」という羽音が小さく響いていることに気づく。淡いピンク色の花に目を凝らすと、ミツバチたちが蜜集めに精を出している。

みな生き残るために必死なだけかもしれないが、ウキウキしているように見えて仕方がない。そういっている自分もなんだかウキウキし

小さく「ブーン」と羽音を響かせながら、寒桜の蜜を楽しみにやってきたミツバチ=2024年3月29日午後零時34分、兵庫県丹波篠山市内で

ている。生きとし生けるもの、みなが心浮き立つ春がやってきた。

【丹波新聞鳥部・むし部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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