世界につながる予選会 盤上ゲーム「ラミィキューブ」 シンプルかつ奥深く

2024.04.06
地域注目

初めて開く「ラミィキューブ」の丹波予選会への出場を呼びかける臼井さん(左)と、会場となる丹波市市民プラザのスタッフたち=兵庫県丹波市氷上町本郷で

世界中で幅広い世代に親しまれるテーブルゲーム「ラミィキューブ」の日本選手権丹波予選会が14日午後1―6時、兵庫県丹波市市民プラザで初めて開かれる。ルールがシンプルながら奥深く、高度な頭脳戦が繰り広げられる。主催する実行委員会委員長の臼井亮史さん(43)は「初心者も歓迎。丹波から『世界一』を目指しませんか」と出場者を募っている。

青、赤、黄、黒の4色の、1―13の数字が書かれたタイルを組み合わせ、同じ色の連番3枚以上か、異なる色で同じ数字が3―4枚になれば場に出せる。全て場に出し切った人が勝利。場にあるタイルも自由に組み合わせられる。戦況に応じた組み合わせ方を考える頭脳と、最初に配られるタイルの運の両方が求められる。

丹波予選会は、3―4人に分かれ、10戦をプレーする。ゲーム終了時に手元に残ったタイルの数字の合計に応じて加算される得失点で競う。上位1―2人が日本選手権に出場できる。

ラミィキューブをプレーする様子

日本選手権は5月5日に同県加古川市で開かれる。優勝者は9月にポーランドで開催予定の世界大会に進む。

丹波市氷上町のライブラリーカフェ「mamimumemo BOOK BOOK」で開かれているボードゲーム体験会でラミィキューブを知り、プレーするようになった臼井さん。そこで加古川市の日本王者とつながった。

今年、日本王者を輩出している同市で日本大会が開かれることから、その日本王者から「近くから選手を送り出して」と伝えられ、丹波市で予選大会を開く運びになった。

プレー歴約半年の臼井さん。「参加者はみんな、ほぼ初心者。ルールは1回通してプレーすればすぐに分かる。やればやるほど戦略も分かり、楽しくなる。いつもは使わない脳を使っている感じがして、脳が心地よく疲れる。お年寄りの方にもお薦め」と話す。

予選会の出場定員は16人。出場費500円。当日の午前中に体験会を開く。

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