兵庫県丹波市青垣町東芦田にあり、両手で抱えて振る、大きなおみくじ筒で知られる高座神社(梅只敏幸宮司)が、おみくじの「みくじ紙」を、A1サイズ(84・1㌢×59・4㌢、新聞の見開き程度の大きさ)に巨大化し、1月1日午前0時から利用を始める。同神社は「日本一のサイズでは」と言い、「楽しく、笑って新しい一年のスタートを切ってほしい」と「凶」はなく、1番から25番、「末吉」から「特大吉」まで6段階の「吉」で初詣客を迎える。4日まで。
2015年に1・37㍍、約11㌔の巨大「筒」を導入。みくじ紙は、一般的なサイズだった。
「みくじ紙」の取引先が製造を止めたことから、筒に見合うサイズにしようと、禰宜の梅只昌弘さん(48)が発案し、〝内製化〟した。用紙が大きくなるのに合わせて、盛り込む本文が大幅に増加。昌弘さんがおよそ7カ月をかけて、文面を考えた。
A1サイズは中学生以上向き。「学問」「健康」で各5項目など、60以上の導きの言葉がつづられている。子ども用は2種、未就学児用と児童用でA3サイズ。くじの本文は「抽象的な内容は言葉が刺さらない。一つでも文の内容を持ち帰ってもらえるよう、平易な文にした」と昌弘さん。
みくじ紙が大きく、木に結び付けるのが困難なため、奉納する場所を設ける。持ち帰り、部屋に貼ることもできる。
氏子の蘆田寛二筆頭総代(76)は、「禰宜さんの素晴らしい発想。1人でも多くの方にお参りいただければ」と参拝を呼びかけている。福引き付きで、500円。




























