地域FM局作ろう 丹波市内有志が研究会

2011.12.08
ニュース

 丹波市内で聴けるコミュニティ (地域) FM放送の実現に向けて準備を進めている 「丹波コミュニティFM放送研究会」 (川浦弘貴代表) が、 12月18日午前10時から青垣住民センター別館で、 関心のある企業、 団体、 個人らに地域FMの効果や魅力を伝える説明会を行い、 賛同者を募る。 年明けにも市内3会場で同様の説明会を行う予定。 1、 4日には街頭アンケートも実施し、 市民のニーズも探っている。 川浦代表 (51) =市島町与戸=は、 「FMのコンセプトはつながる。 市民で番組をつくり、 まちづくりの道具として使えるようになれば」 と言い、 2013年5月の本放送開始をめざしている。

 市民アンケートは、 ゆめタウン、 コモーレ丹波の森前で約100人を対象に実施し、 ▽ラジオは聴くか▽地域FMは必要だと思うか▽災害時に役立つと思うか―など、 11の設問に答えてもらった。 18日の説明会では、 収録スタジオに似せたセットにし、 公開録音をするという想定で、 ラジオの魅力を語り合う。

 スタジオをどこに置くかは未定。 来年3月には、 運営母体となるNPOを設立し、 賛同者からの寄付金、 企業スポンサー、 会員 (サポーター) からの年会費などを運営資金とする想定。

 また、 東日本大震災以降、 被災直後の情報収集手段として活躍したラジオを見直す動きが全国で広がっており、 防災の観点から行政の支援が受けられないかも探っている。 同研究会は、 説明会参加者の声やアンケート結果を分析し、 市民ニーズを踏まえた上で、 各方面へ働きかけていく。 同時に電波を使用するための国への許可申請などの手続きも進める。

 行政情報、 イベントのお知らせ、 身近な話題などを放送。 録音再放送もしながら24時間放送をめざしたいという。

 

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