歴史的なまちなみが残る篠山市西町、 西新町一帯で9月21、 22の両日、 工芸と食を楽しむイベント 「丹波ノ工藝ト酒ト肴」 (実行委員会主催) が開かれる。 地域内の町家30軒以上が、 篠山を中心にした丹波地域の工芸品を展示するギャラリーや、 地場産の酒や食を提供する飲食店に変身。 「見る」 「触る」 「使う」 「食べる」 そして、 「感じる」 の2日間を目指す実行委員会は、 「丹波にある、 こだわりの詰まったものたちを楽しんで」 と来場を呼びかけている。
イベントは、 昼の部 (午前10時―午後4時) と夜の部 (午後3時―同8時) の2部制。 「丹波の良いもの・おいしいものとの出会い」 をテーマに掲げる。
昼の部では、 丹波焼、 丹波布など、 篠山、 丹波に伝わる伝統工芸品に加え、 和紙や木工、 鉄、 漆などを使う作家約20人が作品を展示。 町家の落ち着いたたたずまいの中で、 工芸の良さを楽しんでもらう。
夜の部では、 地元の酒蔵や飲食店などが町家7軒に特別出店。 食べ歩き、 飲み歩きを楽しむ 「バル」 を行い、 地場産食材の良さを伝える。
住民らでつくる実行委員会が計画。 イベントを通してたくさんの人に西町や西新町の良さを知ってもらい、 にぎわいを創出しようと企画した。
実行委員長の井上晋さんは、 「とにかくゆっくり、 ゆったりと見てもらって、 工芸や食べ物、 さらにはまちの建物なども楽しんでもらえれば」。 吉成佳泰さんは、 「河原町では丹波篠山まちなみアートフェスティバルが開かれているので、 城下町の西と東、 両方楽しんでもらえればうれしい。 初めてのイベントになるが、 いろんなアプローチで地域のにぎわいを作っていければ」 と話している。
問い合わせは実行委員会 (079・552・2555、 金、 月曜日)。 公式ホームページ (http://tamba-no-kougei.com) では出展作家なども掲載している。