「環境すごろく」試作 「楽しみながら学ぼう」 環境みらい会議

2014.04.17
ニュース丹波篠山市

写真・ 「環境すごろく」 の試作品を披露する 「篠山環境みらい会議」 の田井会長=篠山市北新町で

 2010年策定の 「篠山市環境基本計画」 を市と協力して推進している市民団体 「篠山環境みらい会議」 (田井彰人会長) が、 子どもらに楽しみながら環境について学んでもらおうと、 「環境すごろく」 の試作品を作った。 環境に配慮した生活や、 再生可能エネルギーなどについて、 遊びながら学べるよう、 ゲームのルールを設定している。 今後、 試作品を市内の児童クラブなどに配布。 モニターとして遊んでもらい、 得られた意見や要望をもとに改良を加え、 今夏の完成を目指す。

  「環境すごろく」 のゲームシートは、 A2サイズのカラー刷り。 小さな子どもでも楽しめるよう分かりやすいルールにし、 シートにはかわいらしいイラストをふんだんに描いている。 一人がゴールした時点でゲームは終了。 そのとき、 持っているエコポイントの一番多い人が勝者となる。

 50エコを持ってスタート。 ゲームシート上には、 環境にかかわることを記したマスを配している。 太陽光、 風力、 水力の発電設備や、 薪ストーブのマークが描かれたマスに止まると、 エコポイントを支払って、 それらを設置することができる。

 たとえば、 風力発電設備を持っていると、 自分が 「風」 のマスに止まると10エコ、 他のプレイヤーが止まっても5エコもらえる。 また、 「クリーン作戦に参加する」 「エアコンの冷房を28度に設定する」 「山に木を植える」 など、 環境に配慮した活動を行うマスに止まってもエコポイントを獲得できる。

 しかし、 「池にブラックバスを放す」 「道にごみを捨てる」 「テレビをつけっぱなしにする」 など、 環境に悪影響を及ぼすマスに止まるとエコポイントを支払わなくてはいけない。

 田井会長は 「すごろくを通じて、 環境にやさしい生活は、 ちょっとした配慮で送れることに気づいてもらい、 日常の家族の会話の中で環境について話し合うきっかけにもなれば」 と期待している。

 完成した 「環境すごろく」 は、 イベントで配布するなど、 環境学習の啓発に広く活用していくとしている。

 問い合わせは、 同会議事務局の市農都環境課 (079・552・1117)。

 

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