丹波栗の代表格「銀寄」の収穫が最盛期を迎えている。天候に恵まれ、大粒の栗が実っている。
8戸で約1・5ヘクタールを栽培している丹波市氷上町三方の「三方丹波栗生産組合」では組合員が皮の割れなど、自宅であらかじめ選別してきた栗を集荷場に持ち寄り、選果機にかけMから3Lの等級ごとに計量。温湯消毒、ファンによる冷却工程を経て、箱詰めして出荷される。
例年2Lが一番多いが、今年は25グラム以上ある3Lが最も多くなっており、中には60グラムを超す巨大栗も。組合員たちは「こんな大きい年も珍しい」「栗まんじゅうのよう」と、大粒の栗に目を細めていた。市内の菓子業者のほか、インターネットで全国販売する。
県丹波農業改良普及センターによると、実の数が少なく、豊作というほどではないものの、実が少なかったところに8月末の雨で実が太り、粒が大きくなっているという。