東陶機器広告宣伝部長 福井 悦治 (ふくい えつじ) さん

2004.09.23
たんばのひと

ブランド力を高める
東陶機器広告宣伝部長 福井 悦治 (ふくい えつじ) さん (川崎市在住)
 
1957年 (昭和32年) 三田市生まれ。 篠山鳳鳴高、 関学大法学部卒。 1981年東陶入社。 大阪支社市場開発課長などを務めたあと、 広告宣伝課長を経て昨年から部長。
 
 水回りの総合メーカー、 東陶機器のマーケティング統括本部広告宣伝部長。 「商品カタログ、ロゴ広告、 テレビ、雑誌、インターネットなど様々な宣伝媒体を使って、 ブランド力を高め、 商品の認知度をアップさせたい」 と意欲を示す。
 新築が中心だった建築関係もリフォームの時代へ。 名刺にも 「リモデル新宣言」 と記入しており、 「キッチン、 トイレ、 ユニットバスなどのリモデル事業に重きにおいている。 六時間経ってもお湯の温度が一定に保てるユニットバス 『魔法瓶浴槽』 や翌朝靴下を履いて風呂場に入っても渇いている 『カラリ床』 などアイデア商品を売り出しています」 とPR。
 就職に当たり、 業界の中でトップシェアの商品を持ったメーカーを中心に会社訪問を行った。 「日常の生活と密接にかかわりのある商品を扱う業種なので面白味があります。 落ち着いた社風が私の性格に合ったようです」 と話す。
 海外展開では、 中国市場に目を向けている。 「トイレも用を足すという段階からお湯の出るウオシュレットのように快適性を求めてきたが、 それに加えて現在はインテリア性が重要視されるようになってきました。 中国内でも高所得者層をターゲットにハイセンスな商品の供給に力を入れています」 という。
 「新築住宅では、工務店や水道屋さん中心の営業でした。 一方、 増改築工事では、施主さんがメーカーを選ぶ時代になり、 身近な場で商品を見られるようにショールームを多く作るようにしています。 お客さんが実際に足を運んで商品の良さを理解して欲しい」 と力をこめた。
 「鳳鳴出身の関学OB会 『弦月会』 で親睦を深めた時期もありました。 ボウリング大会や新年会などで交流をしました。 今も公私共にお付き合いしている人もいて、 高校や大学時代を思い出します。なつかしいですね」

(臼井 学)

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