県中学校走幅跳で今年度1位に認定 清水 あや美 (しみず あやみ) さん

2005.03.31
たんばのひと

兵庫陸上競技協会が認定する今年度の県陸上50傑で、 中学女子走り幅跳びの部で1位に選ばれた。 昨年7月の県通信大会で5メートル40をマークして優勝。 年間すべての公式記録の中で、 最も遠くに跳んだ。 篠山中学校を卒業。 4月から福知山市の京都共栄学園で陸上を続ける。


「今まで努力したことが報われ、 とてもうれしい。 中学3年間は特にスランプもなく、 順調に記録が伸びた。 自分はあまり悩まないタイプみたいで、 楽しく陸上ができました。 陸上のおもしろいところは、 自分の結果が数字で表れるところ。 自己記録を更新するのが楽しかった。 1年の時はハードルをやっていて、 2年から先生の勧めもあり、 走り幅跳びに転向。 丹有の新人大会ですぐに優勝して、 びっくりしました。 幅跳びでは誰にも負けたくない、 と思い始め、 人と同じことをしないよう心がけました。 練習量は一番だったと思います」
「学校で練習が不足した場合は、 家でも練習します。 走り幅跳びに必要な筋力トレーニングしたり、 家では寝る時以外はじっとしている時がありません。 家では毎日、 黒酢を飲んだり、 菓子類をほとんど食べないなど、 食事にも気を使い、 好き嫌いがありません」
「スポーツ特待生として京都の陸上強豪校に進学します。 走り幅跳びの記録を伸ばすためには、 もっと走るスピードを上げないといけない。 高校では、 短距離にも挑戦し、 100メートル13秒を切るタイムを目指します。 そして、 走り幅跳びでは6メートルを超えるように自分のペースで練習していきたいです」
「今は、 高校の練習に行き、 休みの日は中学校で後輩たちに 『少しでも役に立てれば』 と指導しています」


身長154センチと高くはないが、 気迫のこもった跳躍を見せる清水さん。 以前の取材で跳躍シーンを撮ろうとしたが、 納得のいかない跳躍姿勢だったため、 何度も撮り直し、 画面を見て確認するほど、 研究熱心だ。 日焼けした精かんな顔立ちは人一倍の練習量を物語っている。 助走スタート時は無心で臨むという。 精神力も備わっている。 篠山市瀬利。15歳。

(K)

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